ドラマ視聴メモ(仮)

主に過去のドラマを、一気に見てあらすじ・まとめ・レビューをしています。

【獣になれない私たち】に寄せてわたくし個人の転職話

獣になれない私たち

獣になれない私たち|日本テレビより

今回はわたし自身の話しです。長いです。ドラマの話しはまた今度。

 


正社員だけど、派遣社員

わたしは20代は大手電機メーカーのSEでした。何年か個人でWEB制作業をしていて、30代は3社でコールセンターのオペレーター。コールセンター3社はどこも時給で派遣。40すぎて時給で働くのもどうかと思って、今の派遣元に正社員として転職しました。

2014年11月です。その派遣元A社から、大手IT企業(の関連会社)B社に派遣されます。B社での扱いはなんとか社員って呼ばれていましたが、派遣は派遣です。

その派遣先ではいくつかのチームがあり、複数チームを兼任するメンバーと、専任のメンバーがいる。わたしはそのうちの1チームの専任メンバーとして配属。
業務は、ある企業C社のテクニカルサポートみたいな。C社内アプリケーションのオペレーションやトラブル、PCの操作・故障の対応を電話で行います。

かけてくるのはC社店舗スタッフ。PCに詳しくない方がほとんどで、学生アルバイトを含む、店舗スタッフさんたち。当然専門用語は通じませんし、第一声の質問と、本来の聞きたいことが違うことも多い。


そこで重要なのは「察する」「汲み取る」能力です。

ただ、わたしが入社した2014年11月当時、さほど高度な能力はあまり求められていませんでした。当時のメンバーは、
・聞かれた質問に答える。
・C社の規則やマニュアルに書かれていることを答える。
・ダメと書かれていないことは、やっていい。
みたいな感じで対応していた。

例えば、C社店舗スタッフさんは「このお客さまに対して、この施策を適用していいですか」という質問に対して、「そのお客さまは、対象外として定義されていないので、適用可能です」と答える。

わかりにくいかな。
施策対象ユーザーに定義されていれば、施策適用していいよね、うん。でも施策対象にも、施策対象外にも定義されていないユーザーなのに「対象外には書いてないから、施策適用していいですよ」と答えてしまう。

 

コールセンターだけでも3件経験しています。そこと比べるとB社のせいなのか、C社のせいないのか、よく言えばやさしい。悪くしか言えないけど、全てがゆるいし、ぬるい。わたしもしばらくはそういう対応を横並びでしていました。入電数は少なく、10件/日以下の日も。

 

システム変更とトークスキルの高度化

転機は2016年8月。入社時とメンバーが入れ替わっていて、
1さん:C社サポート10年超。男性チームリーダー。
2さん:男性、C社サポートは2014年秋くらいから?
わたし:2014年11月入社。
4さん:男性。2015年1月入社。
5さん:女性。2014年4月入社。

元々このチームの業務は研修が長く3~4ヶ月経過して、やっと独り立ちできるような内容。5さんはデビューしたてという時期の2016年8月。C社の一番大きいシステムが変わります。

他のシステムは変わらないし、基本的な運用は変わりませんが、オペレーションが一転しますので、それまでのマニュアルがほとんど使用できなくなります。入電数も急に増えます。100件/日超の日もありました。

人のコールがどうとか言っている余裕がなくなる。5さんは20代前半で、研修終わったとはいえペーペーの状態でほったらかしになってしまう。ただ「人のコールがどうとか言う余裕がなくなった」ことが幸いして自由度があがり、逆に3番手のわたし・4さん・5さんは独自にトークのレベルを上げていきます。

 

新システムの不具合や不明点をC社本部システム部門に、ガシガシ質問をできたし、それまでマニュアルで記載がなかったり、あいまいだったこと、運用とシステムの矛盾点などをC社本部に確認して、クリアにできた時期でもあった。
わたしたちの手元(B社内)でC社の新システムの検証する環境を作ってもらえたので、登録したり削除したり、自由に入力を試せるようになった。

それらの環境改善のおかげで案内も、既出の「書かれていないからおっけー!」とかではなく、「運用がこうだから、システムはこう動くけど、このように対応してください」と根拠をもって説明できるようになった。

3人はそんな環境の中「察する」「汲み取る」能力を高めます。
アルバイトスタッフからの問い合わせには、とりあえずその時の問題が解決すればいい。チーフスタッフからの問い合わせには運用や背景を案内したり、アルバイトスタッフへの説明の仕方を案内することも。
C社スタッフのやりたいことを汲み取り、C社本部にマニュアルを整えてもらい、イチを聞かれたら十……は言い過ぎですが、まあ質問以上のことを答える。

トークは高度化していきます。

 

ストレスの種と、カサンドラ

まず問題が起きたのは1さん。それまで何年も、チームメンバーの新人教育から、普段のコールログをチェックするようなリーダ的な役割も担っていた。が、体調不良で休んだのをきっかけに、新システムにニガテ意識を持ってしまう。

この派遣先部署では各チームのスキル維持・向上に、この「チェック」は重きを置いています。でも新システムについて1さんがダメになる。そこで彼のチェック業務をわたしが請負うことになります。それはいい。

ログのチェックとは言え、メンバーのトークも気になるようになりました。「耳に入ってきていた」ことが、「注意して聞く」ようになった。この人は理解して案内できているのか、過去ログ検索して読み上げているだけのような案内になっているのか。

 

そこでもっと、ぜんぜんダメだったのが2さん。新システム導入から1年。2017年下半期くらいから人員を増やして2さんを外すように進言しはじめます。

最初はチームリーダーの1さん。1~4さんの派遣元であるA社の社長。派遣先B社ヘルプデスクをまとめる社員Zさん。

察したり、意図を汲み取ったりする能力が皆無。案内も必要な情報を言わなかったり、逆にイチだけ知りたい人に、引き留めて十まで案内したり。案内していないことを、あたかも案内したかのようにログに書いたり。

 

彼は一見、真面目。「真面目だけど、不器用だからそんなこともあるのかも。」と思われていて、この違和感が誰にも伝わりません。

どうして、この質問にたいして、この回答になるの。
どうして、この会話が、このログになるの。
どうして、察して案内できないの。
どうして、チェックしたのになおらないの。
なんで、なんど言っても理解しないの。
真面目なふりして、ふざけてるの。
おかしい、この人、おかしい。

 

2さんは、おそらく「アスペルガー症候群」です。彼自身も気づいていない。

でも、たぶんそう。限りなく黒に近いグレーだと思っています。

 

2018年に入るとB社内のシステムが変わったことで、更に混乱したようで2さんの対応はお客さまであるC社のスタッフさんに迷惑がかかるようになります。明らかに誤った案内したり、不要な折電を執拗にかけてしまったり。

わたしや4さんはそのフォローに負担を感じ始める。

対してA社長、B社Zさんは、なんとか2さんを、4さん5さんレベルに引き上げたいと、2さんとたびたび面談をし、指導を繰り返します。

でも2さんは、人の言動を汲み取ることができないので、対応がよくなることもなく、非常に苦労しているようでした。
 

同年4月ころには「アスペルガー症候群」という言葉を出して、人員補強とメンバーを見直すよう、再度進言します。
本当に彼がアスペルガー症候群であれば、業務が高度化した今、他者と並べよう・更生しようとするよりは、そのアスペルガー症候群の特色にあった職務に変える方がいいと思ったから。よって、C社の担当を外れてもらう方がいい。

 

でも何度言っても、伝わりません。

なのにA社長とZさんは「本人は、死ぬ気でがんばりますと言ってるんで、(指導・フォローを)お願いします」とわたしに言う。

 エニアグラムのようなテストや、転職時受けるようなWEB検査を、A社メンバー全員受けさせられて、「ほら2くんも知識や技能面で、他の人と大きく劣るところってないから」とか言いだしたときには、白目向きました。

わかってない。

 

このころのわたしは、2さんとシフトがかぶるのもイヤだ。かぶらなくても、2さんのログをチェックしなくてはいけないからイヤだ。わたし自身が会社に来たくなくなる。ログのチェックの仕方も変えましたが、一向によくなりません。

「アスペルガー 大人」
「アスペルガー 大人 告知」
「アスペルガー 同僚」
「アスペルガー 同僚 指導」
何百回検索したかわかりません。

そこで「カサンドラ症候群」という言葉を知ります。そして、わたしが逃げるしかないことを知ります。


転職という逃避に走る

転職活動をゆるやかにはじめたのは、2018年8月。9月までに数社面接に行きます。

全部昨年、2018年のことかと思い返すと遠いし、長い一年でした。上司に進言してからの何ヶ月の間も2さんのとんちんかんはエスカレートし、わたし・4さんによるフォロー(という名の尻ぬぐい)が続いているので、わたしの中ではとにかく、長い。

9月には、4さんも転職活動をはじめる。9月中旬には、A社長とB社Zさんに、転職活動をしていることを告げる。わたしの転職活動には若干驚きつつも「そうですか」という軽めな反応。
その反応が癇に障り「4さんも今週、面接があるらしいですよ」と言うと「4さんはマズイよ!」という反応。(なにその差。そんなもんなのかわたしは。ははは。)

 

10月には2社から内定をもらいます。

 

ただ時を同じくして、やっとこのチームに新人さんを採るという話しが浮上します。

A社長が面接した新人さんを連れてくるので、まずわたしが面接しろ、とZさんは言う。わたしは辞めようとしている身なので、別の人にお願いします、別の人が面接したほうがいいですと言いますが、Zさんは「まぁまぁまぁ」と言って聞きません。

しぶしぶ、わたしが面接しました。

今思えば、Zさん的には「その後このチームは任せるんだから、面接もやってもらう。2を外すんだし、それなら辞めないだろう」という思惑があったのだと思います。知らんし。

とても聡明でいい女性…6さんとしましょう。6さんは採用が決まり12月から来る、とのことで、問題だった2さんを12月には外す運びとなった。

 

わたし自身、完全に転職に逃げる気マンマンでしたので、8月からは、彼を外すようにはもう言っていません。

なのに、急に外すことになる。1さんは12月から6さんの研修にかかり切りになる。
12月からは、わたし・4さん・5さんの3人でシフトを回さなくてはいけない。5人で回ってたシフトを、3人にするのはキツイ。4さん・5さんに申し訳ないというのもあった。

わたしは、2社の内定を蹴った。書類応募も10月でやめた。

11月に残ってた面接も、そんなんだから通りませんよね。

11月後半には、2さんがチームから外れます。

 

でも2さんが外れることで、若干、希望を持ってしまったんだよね、わたし。

 

転職のトリガーは実はこの人

ここで、B社Zさんについて。彼は、まあ、よく言えばコミュニケーション能力が高いのだと思います。悪く言えば、狡猾で、調子いー感じ。

業務のことや、私語も含め、チーム内での会話にちょいちょいクチ挟んでくる。たまに「え!この人、この話しに混ざってきてるの!?」とキョトンとしてしまうような空気感で、話しに割って入ってくることもある。

なのに「年休とれって言われても、(人員不足で)なかなか自由に取れないよねー」などという、B社にとって都合の悪い話題は、見事にスルーする人。

そういう「鈍感さを装う」ことができる。だから「空気読めてない感じに、話題に入り込んでくる」のも、ずる賢く、計算しているとわたしは思っている。

 

別のチームの人員確保とかも絡み、Zさんの立場もあったと思う。都度都度「もうちょっと待ってください。なんとかしたいと思っている」とクチでは、そちらのチームのことも考えているんすよ、と言うんですが、2さんをなんとかして、外してと散々言っても、それも計算なのか、もしくはナメてるのか、1年以上放置される。

 

それがやっと11月末に、2さん外しが実現された。
今度はどやっぷりが、俺様がやってやったんだ感が、めんどくせえ奴なんです。

 

2さんが外れたことで、席替えがあり、わたしはZさんの向いになります。

 

席替後しばーーらく、がまんしていたのですが、2018年12月。

Zさんがチャラチャラとして機嫌がいい日に狙って、やんわり「タバコを吸う方って、食事の前に吸って、食後は吸わないっていうのは無理なんですか」と話しかけた。要するに食後や休憩後の、煙草臭がキツイわけです。臭いはパーティションを超えてくる。

隣の4さんも元喫煙者であり、わたしの発言をすぐに察して、フォローとして「なかなか食後の喫煙をやめるって難しいですよね」とZさんに話しかけてくれた。

そんなオブラート&フォローも空しく、Zさんは

「え?煙草臭いですか?だったら4さんと席を替わるしかないですね。」

と、自身のことは棚にあげ、お前がなんとかしろとこちらに改善を求める言葉を、冷たく言い放つ。

 

ふたつめも、2018年12月。

土日祝日は人員を2名以上置くという、派遣先B社の方針がある。「人員を2名以上置く」のは、オペレータが1名の時に倒れたりしたらマズイから、らしいのですが、「土日シフトの人員が確保できない場合、B社社員が代わりに出社します」と言っていたのに、社員の代わりになぜか2さんが出社する日が、12月中数回ある。

Zさんに問うと「2さんが急にチームを外されて可哀そうだから、12月は何回か、このチームに入ってもらおうという俺なりの温情だ」みたいなことを言い始める。

はい?(笑)

そんな言いわけないでしょう。社員が土日に来たくないだけでしょうと指摘すると「オペレータ1名が倒れた時に、社員よりはオペレータをやっていた2さんのほうが適任だろ。そう思わないのか」と問うZさん。「思わない。(アスペルガーだから)そういう不意打ちの事態に弱いから、なおさら適してないと思います」と言ったら、「黙れ、黙りなさい」と高圧的に怒鳴る。

 

元々、よく思っていないところに、2018年12月初旬に立て続けに、意味のわからない持論を展開し、自分の考えに従わないヤツには高圧的な態度をとったり、怒鳴り散らすところを見せられたので、もうこのZさんが、この職場がイヤになっちゃった。

わたしの転職の理由。種は2さんや何もしなかったA社長だったかもしれないけど、トリガーとなったのは、Zさんの態度です。12月から転職活動を再開しました。

 

無視という女子中学生的パワハラ

2019年1月。勤務初日の4日からZさんに異変が。わたしと、隣の4さんを無視しはじめる。まあとにかく、ただのひとこともしゃべらない。

わたしと6さんがしゃべっているところに割り込んで、6さんにだけ話しかける。

5さんの対応中、わたしがフォローしていると、電話対応中の5さんにガミガミと口出しして、対応していないわたしにはなにが起きたか聞かない。

 

雑談に入ってこなくなったのは、せいせいするのですが、業務上のことも無視。

4さんも似たようなことをされていて、「無視」ってされていると常に違和感感じるけど、周りは気づけないくらい。Zさんて30代後半男性ですけど、まるで女子中学生みたいな、小さな小さな嫌がらせなの。

 

そんな折、12月から再開した転職活動。応募したり、面接したりしていたものが、ポポポンと3社から内定をいただく。勤務地・勤務開始日・条件面で三者三様だったのですが、悩みに悩んで一社に決める。

1月20何日かにA社社長から退職について伝えていただくも、B社Zさんは無反応。

 

「無視」が空気のような存在ならいいんです。

目の前の席でなにも話ししていないのに、常にイライラしていて、聞き耳立てて、高圧的な雰囲気だけぶつけてくるような。もうZさんが、出張などで出ているとホッとするくらい、緊張感があって辛い感じになってます。

 

2月初旬(先週)にA社社長にお願いし、B社Zさんに無視と高圧的な態度について改善できないかお伝えするも、Zさんからは

「無視をしている意識はない。ただ積極的に会話することもない」

との回答。じゃあなぜ昨年末までは、あんなにゴチャゴチャ、グダグダと会話に積極的だったんですかおい。

無視もパワハラにあたるし、そもそもパワハラってやられた側がパワーハラスメントだと言えば、パワハラなはず。Zが無視している意識なくても、2名は無視されていると感じている。

 

といっても、今度は仕事をいただいている立場である、A社。

社長曰く「まあまあ。あと数週間で辞めるんだし、穏便に済ませてください。オープンにすることで、Zさんが降格するかもしれないが、A社も『問題起こした』というレッテルにより、B社から契約を切られ、A社もつぶれることになる。A社からB社に派遣されている各チームのみなさんが路頭に迷うことになる」

 

だそーでーす。B社って自社の社員が、部下の派遣社員にパワハラすると、派遣会社ごと切っちゃうらしいですよー。B社とZ社員。末代まで祟られてしまえ。

 

インフルエンザ罹患しました

2さんが抜けて以降、たった2か月間だけど…。シフト的にもキツメの時間帯が並び、心身ともに疲弊していたんだけど、パワハラZの態度……、もうちょっと限界。

 

ドラマ「獣になれない私たち」では、パワハラ社長が

「ほなやめたらええ。さっさとやめ。今すぐやめ。文句しか出ぇへん社員いらんのじゃ。ここは俺の会社や。深海ひとりおらんかっても、どうとでもなる。前の営業部長辞めた時もおんなじや。どうとでもなる」

と言う。ほんと、それ。

社会人25年以上になると、「この人やめたら絶対無理」って思った人が、絶対無理と思えるタイミングで辞めていくの、見ています。でもなんとかなる。知ってます。

わたし一人いなくなっても、どうとでもなる。

 

A社長とZさんの間で、わたしは明日12~15日は「インフルエンザ」で休むことになったそうです。その後は休暇中、また考えましょうと言われています。

でも有給休暇が余っているし、今日祝日が最後の出社ということにします。

 

3月からはまったく別業種の小さな会社の社内システムサポート業務に就くことになります。アットホームな雰囲気がある丁寧な会社だったし、新天地でやっていきます。

それまではドラマ見て、ブログ書いて、3月のチェロアンサンブル会に向けて、練習するぞー。長文お付き合いいただきありがとうございます。次回こそはドラマレビュー書きます!

 

※加筆修正しました。