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【結婚相手は抽選で】誰と誰がどうなるかあらすじネタバレ

結婚相手は抽選で

結婚相手は抽選で | 東海テレビより

抽選見合い結婚法ができる

宮坂龍彦(野村周平)は内気で潔癖症のアニオタ。女性と付き合った経験がない。法律に違和感を感じつつ、これがきっかけで結婚できるのではないかと期待も持っている。
冬村奈々(高梨臨)は6歳で母を亡くし、音大でヴァイオリン専攻、ミスキャンで準優勝、父親のコネでラジオ局に入社、祖母からの過干渉、1年つきあった銀林嵐望(大谷亮平)からは完全に振られる……日々モヤッとしているが変わる勇気が持てない。
鈴掛好美(佐津川愛美)は兵庫県の看護婦。アル中の父が5年前に亡くなり、母と二人暮らし。母からの過干渉をつっぱねることもできないでいたが、法律施行をきっかけに、都内に移住し見合いに参加する。

抽選見合い結婚法
  • 抽選の対象者は25歳から39歳の日本国籍の男女。前科・離婚歴がなく子のいない独身者。
  • 抽選は本人の年齢プラマイ5歳の範囲で、住民票を置く自治体ごとに実施。国民の義務とする。
追加条項
  • 抽選見合いは相手を気に入らなければ、二人までは断ることが可能。
  • ただし三人断った場合は、テロ対策活動後方支援隊に二年間従事しなければならない。
追加ルール
  • 見合い相手に対して一つだけ希望条件を記入できる。事務局では事前に希望条件を満たす相手を抽出はできないが、見合い後に条件にあてはまらないことが判明した場合、無効にする。「断った」ことにならない。

 

この「日本国籍」や「前科・離婚歴がない」という設定や、「断るのは2回まで」だが「条件にあわなければ無効になる」ことが、あとからジワジワくるわけですね。中でもルールである希望条件については重要度が高い。

キャスト毎の希望条件については、龍彦と奈々の条件は最終話ラストまで明かされない。事務局から「個人的で感覚的な尺度だ」とか「抽象的で個人の尺度でしか測れない」条件だと言われ、無効に持ち込めない条件。
嵐望の希望条件「母性の強い人」だが、ただ単純に母性の有無だけではなくて、その真意は7話に明らかになる。好美は希望条件「飲酒をしない人」。

 

またジャーナリストのHikari(大西礼芳)は希望条件に「代々、犯罪者の家計を希望」と書く。このお見合いでは「犯罪者は除外」されていることから、「いるわけないし」と言ってわざわざ書いている頭脳派ですね。「代々犯罪者の家計を希望という条件に満たないのでノーカウントにしてください」と、1回目・2回目ともに「無効」にしている。

 

4話までのお見合い相手たち

龍彦1回目:ヤマシタミサコ

花柄白ワンピースの女。マッチング直後は、龍彦のスーツの仕付糸がついているとやさしさを見せるも、龍彦のスマホの待ち受けがパプルちゃん(アニメキャラ)と知ると、腹痛を訴え、役所から一緒に出ることもなく速攻帰る。事務局を通じ「性格の不一致」でミサコから「断る」。

好美1回目:シンガポール支社の男

「海外赴任中でも国民の義務だから、一時帰国するのが望ましい」と国から言われ帰国中、なるべく1回目で決めたいと話す。「飲酒をしない人」という好美の希望条件に満たないため「無効」。

奈々1回目:赤チェックシャツの男

嵐望へのあてつけで奈々が腕を組み、勘違いさせる。奈々の希望条件が「抽象的で個人の尺度でしか測れない」ため無効にできず、奈々からの「お断り」1回目にカウントされる。

嵐望1回目:青い服の女

嵐望の母のことを知り「母がマダムセツコのファンだ」と興奮するが、結果として「私には無理そうです」と女から「断る」。

龍彦2回目:不動怜子(富山えり子)

有名企業の主任。怜子から性格の不一致で「断る」。「ちょっと話しただけで断りたくなるくらいキモイのかな」と落ち込む龍彦に、友人・北風佑輔(松本享恭)は「ちゃんと理由を聞いてみたら」と言う。
怜子は幼い頃からデブスと言われ、結婚という夢を捨て、勉強・仕事に邁進し、最年少で主任になる。「結婚が人間の義務なんて。私がどんな想いでふつうの女の子の夢を封印したと思っているのか。私は結婚なんかしない」、「除隊後の職場復帰は政府により保障されているから、とっとと3回断って、テロ対策活動後方支援隊に行く。たった2年で結婚制度から解放されるならなんてことない」と断った経緯を話す。

(奈々は体調が優れないと、しばらくお見合いにいけないと事務局に言う)

嵐望2回目:赤い服の女

「自分が何回目か、もう何人も断っているのではないか、ステキな方だから女性から断らないだろう」と言うが、最後は「もう会えないのは残念だが、やっぱり私はダメ」と女から「断る」。

好美2回目:下戸の男

何度か食事などデートをする中で、食の好みがあわなかったり、理想の家庭像…結婚後好美の仕事についての意見が異なることを互いに察する。2人で話しあい、男から「断る」ことに。

奈々2回目:ハルカワマサル(山中崇)

製薬会社勤務。リーチになることを恐れ、ハルカワから断るよう試みるが、難病・贅沢な女・デート先延ばし…すべてハルカワはこたえない。
2人でいたバーに来たハルカワの以前の見合い相手に「見合いの後、興信所に調べてもらったら整形していた。イジったところでこの程度。顔でダマす女性は他のことでもだます。」と無礼な態度を取り、奈々にも「僕を殴っていいのか。美人なのに売れ残っているということは僕を断ったらテロ撲滅隊行き、もしくはリーチなんだ」と言い放つ。その場で奈々から「断る」←これでリーチ。

龍彦3回目:ハナムラサナエ(平岩紙)

5年前に子宮頸がんに罹り、子宮全摘出し、子どもが産めない。「身体的理由で結婚を拒否している人を考えていない欠陥だらけの法律だ。テロ撲滅隊行きになっても構わない。プライドだってある。私から断らせて」と話す。

龍彦4回目:白ジャケットの女

3回も断られていて、もう断られるのはイヤというが、最終的に「あなた潔癖症だよね。なんか病的でキモイんだけど」と女から「断る」。「断られるのは慣れてきたけど、さすがに今日は堪えたよ」と龍彦。

龍彦5回目:奈々
好美3回目:嵐望


奈々の祖母が一番的確に対応

法律やルール改正をいち早く把握……ルールの穴をつく、裏をかくのような世間の流れよりも、的確に捉え、適切にアドバイスしたり対応する人物がいる。それが奈々の祖母。

  • 「希望条件には何を書くつもり?徹底して無効に持ち込む作戦を採るべき。できるだけ難しい条件を書くべき。見合い相手が低レベルなら、断るのではなくキャンセルできるような絶対条件。」2話
  • 「なんで早くも1回バツがつくようなヘマをしたのよ。確実に無効にできる条件にしなさいと言ったはず。一体どんな条件を書いたのか。」2話
  • 「もしレベルの低い相手だったら嘘をつきなさい。体調不良が続いて検査してみたら、難病だったと言いなさい。たいていの人は引いていくから」3話
  • 「どうして無効にできないの。自分から断らないためには、徹底的にイヤな女を演じなさい。あなたがもう、お断りできないってことは悟られちゃダメ。」4話
  • (ルール改定を受け)「あなたのために書いてもらった、偽診断書よ。すぐ事務局に送って、お見合いの中断を申込みなさい。」7話

言葉はキツイけど、そのルールの問題点や穴をかいくぐる対策を、なかなか的確に掴んでいるキーマン。このおばあちゃんが対象年齢だったら…と考えるとなかなか楽しい、そんな人材です。
奈々への干渉具合にイラーとするところもありましたが、次第に母を偲ぶ奈々を認め、リフォームを延期したり、お味噌汁の作り方を教えたり、最後は奈々に自立のため一人暮らしを促します。


好美と嵐望

好美の3回目のお見合い相手が、奈々の元カレ・銀林嵐望。嵐望にとっても、ドラマ上では3回目のお見合いとなる。嵐望は、看護婦の奈々に好感を持ち、奈々も「飲酒をしない人」という希望条件には反するが、スペックの高い嵐望を断りたくない。
プロポーズされ、好美は嵐望を奈々の母と会わせる。好美の母親は「あれはアカン。あの男は信用できん。目に真実がない。好美あんた間違いなく騙されとる。」と、結婚を断れと言う。

嵐望には実は認知せず戸籍に入ってない8歳の娘がタイいた。2回目までのお見合い相手には初日に告げて、その場で断られていたのだが、好美には本気だったから、言えずにいたと告げる。だが好美は受け入れられず、別れることに。

 

その後も手紙やメールで、事情や詫びのことばを送る嵐望。テロ撲滅隊の代わりに、医療従事者は無医村などの僻地へ派遣されるが、好美は次々見合いを断り、離島で看護師をしているが、妊娠後期だった。
島の生活を気に入った好美の母は島に残り、好美は息子を出産後、東京の嵐望と嵐望の娘と4人での生活を選ぶ。


小野寺友紀子大臣とジャーナリストHikari

Hikariの記事は龍彦に影響を与え、ひかりは龍彦のブログの読者だった。縁があり龍彦が作った上申書を、ひかりから小野寺大臣へ渡すことができる。抽選見合い結婚法担当大臣の小野寺友紀子(若村麻由美)と、フリージャーナリストのHikari/ひかり(大西礼芳)は親子だった。

LGBTや病気疾病者への配慮を訴える上申書は、龍彦がこれまでであった見合い相手や、友人の境遇から作られたもの。Hikariも同性愛者であったのを、龍彦らの活動に感化され、母親である友紀子に告げるが受け入れられない。

「あの子が女性しか愛せないのは私のせい。育て方を間違えたんだわ」という友紀子に、大臣付の広報官・山口一朗太(平山祐介)は「そう考えること自体が間違えている」と言う。この山口が終始、いつも中立の立場でいい役回りしてるんだよね。

 

結婚相手は抽選でロケ地

議事堂写真館|いばらき県議会キッズサイトより

大臣のぶら下がり取材のシーンは、茨城県議会の大理石の大階段をバックに。(暖色の光が差しこんでドラマの映りのほうが素敵な感じでしたよ。撮り方?ライティング?)

そんなロケ地のおかげもあってか、政治家然とした雰囲気が出てたかな。

 

最終回。法律の廃止の記者会見で、Hikariからの「もしご自分のお子さんがLGBTであるとしたら、大臣はどうされますか。」という質問に、大臣は「その時は母親として、娘の人生を精一杯応援したいと思います。」と答え和解。このシーンも山口一朗太がいい。


龍彦と奈々

オドオドとした龍彦が、ズケズケとした奈々にリードされる関係といった感じは終始あるのだが、龍彦は「きれいな人とお話しできて、この法律も悪いことばかりではなかったかも」と卑下するのではなく心から言っていて、奈々もキモイなどの感情はなく素直に龍彦の話しを受け止めている。

潔癖の龍彦に「お店のフォークや箸を使えないんじゃ、キスなんて永遠にできないわよ」「マイ箸はやめなさいって言ったでしょ!」など、潔癖を崩すような強引さがあるんだけど、実はもんじゃ焼きの時は「どう?吐きそうになる?」と聞くし、居酒屋のたまご焼きも飲み込むまで見守る表情を見せる。

回を追うごとに互いにリラックスして、特に奈々はそれまでのツンケンしたところはなく、そういう子だったんだなと思わせる。

 

7話ラスト。活動の宣伝でラジオ局に訪れた龍彦と、嵐望に子どもの存在を告げられていた奈々が、ロビーで会釈してすれ違うシーン。高橋優の主題歌「aquarium」が効果的に流れ、カット・アングル・セリフ・演技どれもこれもよかった。龍彦と奈々、それぞれが「変わった」と感じる、一番印象的なシーンでした。

 

龍彦は奈々からの影響と、活動を通した自信が増して、潔癖症・人間不信を徐々に克服しつつあり、最後は人前で発言をして、法律廃止までこぎつけます。奈々に頼まれ、龍彦から「断る」ことになったけど、別れたあとも互いに、お味噌汁を作りながら思い出したり、G線上のアリアを聴いてみたり、弾いてみたり。

ラストの居酒屋シーンでは、龍彦は奈々の希望条件を聞く。「本音で話せる人」と書いた奈々。「僕、奈々さんとなら割と本音が話せます。結構気が合いますね、僕たち」とはぐらかすが、奈々に秘密にした希望条件は「何でも本音でしゃべれる人」だった。


10秒のおまけコーナー

次週予告が終わりCMが続き、最後の最後、10秒間のコーナーがあります。
「『結婚相手は抽選で』FODで配信中!」と言った後、見合い相手に対する希望条件欄に毎週違う希望条件が書かれるコーナー。これがジワッとおもしろかった。

  • 1話:連ドラの1話は必ず見る人
  • 2話:連ドラは2話が勝負だと思っている人
  • 3話:3話で演出家変わった?と気づく人
  • 4話:もう半分終わったかと寂しくなった人
  • 5話:このコーナーに気づいている人
  • 6話:目に真実がある人
  • 7話:あと1話で終われるの?と不安になった人
  • 8話:全話欠かさず観てくれた人

6話は、好美の母親の「アカン!目に真実がない」を受けての「目に真実がある人」なので、一番笑ったかも。このコーナーに1話から気づいてたし、全話欠かさずみたよー(録画だけど)ということで、おわり。